tsukajiの出勤簿

確か、金曜日にはデジカメ買いたい。イメチェンしたいって言ってたけど。

あのgen夫人がＯＫしたとは信じられん。

もしかしてgenさんサラ金から借りたんじゃあないよな。

私は自分がgenさんをここまで引きずりこんだ責任（ちなみにどんな事でも引きずりこみますが。）を感じながら憂鬱な気分になっていた。

すると事務所のドアを叩く音が。。。genさんである。

私は、いままでの購入の経緯を聞いてみた。

彼の言い分。

genさんはお金が無かったので、実家へいってデジカメを借りようとした。

するとgen夫人が「そんなに、しょっちゅう借りるなら、もうお買いになればいいのに。」

（私は耳を疑った。あのgen夫人が買ってくれる？嘘だ今日は４月１日じゃないよな。）

私は半信半疑でgenさんの話に耳をかたむけていた。

genさんは夫人の気持ちが変わらないうちに速攻でカメラを買いに行ったそうである。

genさんはとにかく安いのを探して購入しようとしたが、一緒についていったgen夫人は度胸が座っている。そんじょそこらの御婦人方とは訳が違う。

「買うなら、上等買うべきよ。」（言い方も迫力満点、私は想像できる。）

そういう事でgenさんはCanonのデジカメをゲットできたのであるが・・・。

やはり悲劇というかオチはあったようだ。

支払いをしようとレジへ行くとgen夫人は知らん顔。

genさんが「おっおっお金～。」と言うと。

「何言ってる、あなたが買うんでしょ、ご自分でお払いなさい。」

結局、genさんはデジカメ如きに１２回ローンを組むハメになってしまった。

勿論、自分の小遣いから毎月、支払うのだ。

（自分で払うならさっさと買ってもよかったね。genさん。）
















フランシーヌは３月３０日の日曜日にパリの広場で散ったが。

genさんは５月１４日の日曜日、カメラのキタムラで散ったようである。


合　掌


この話を聞いた後、私は彼にランチを御馳走しようと思った。

なんでって？

こんな可哀想な人、見たことないから。