● パラダイス
おおお~う。。私が求めていた魅惑の楽園・・・パラダイス。
実在してたんだね~。(過去形ですが。)
その名はナウル共和国。
赤道から南方40㎞に位置する島。
過去には様々な国に占領された暗い過去がある島。
世界で3番目に国土の小さい(島国)。
なぜ、私が求めていた楽園かと言うと。
働かなくてもいい島。(すっすいません、私、怠け者なんです)
それでいて国から一人当たりに$20000支給される。
ヒェ~日本円にして一人、約240万円。夫婦だと480万円なり。
医療費、電気、水道、ガス、学校、すべてタダ。(無料)
なんと海外への買い物ツアーは国が飛行機をチャーター(これまた無料)。
勿論、税金など無い。
それじゃあこの国はどのように、成り立っていたのか?
この島は石灰岩(珊瑚)でできた島だが、リン鉱石が採取できた。
大量のアホウ鳥が、この島に飛来してアホウ鳥がフン(ウンチね)をした。
永い年月で鳥のフンが石灰岩との科学反応をおこしてリン鉱石と変わったようだ。
そのリン鉱石を海外に輸出して巨額の富を得たのだ。
そして、リン鉱石を採掘する仕事(労働)は外国人を雇い、島の住民は働かずして利益(収入)を得て、その収入を山分けしてきたのだ。
その結果、島民は毎日、グータラな生活。遊び放題。無計画。
毎日がパーティー。パーティー。
飲めや歌えの生活が続く。
しかし、
しかし、限りある資源、そんなの長続きしない。
1996年以降からはリン鉱石の採取量も落ち込み、国民の所得$1400までに急落。
それから、あわてても、もう遅いってやつだ。
永年、働いた事がないから、働くって事がわからないし。
おまけに国民の半分以上が肥満で糖尿病持ちとか。
馬鹿げた話だが、これが事実なんだ。
その後、このナウル共和国がどのような運命をたどっていくかはわからない。
※結 論
この世にはパラダイスは存在しないって事。
人間はね、汗をかいて、頭を使って、働かないとダメね。
さあ~、今週も気分一新、働ける事に喜びを感じて感謝していこう。
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